海外旅行の一番の楽しみの一つが食事ですね。ここでは、レストランで注文するときの英会話をご紹介します。
英語に自信がなくても、大丈夫!よく使う簡単な例文を覚えれば、単語を入れ替えて、いろんな注文ができますよ。
メニューを選ぶワクワク感といっしょに、レストランでの会話も楽しめたら、旅の楽しみが10倍増えることでしょう。
目次
1.飲み物を選ぶときの英会話例文

海外のレストランでは、日本のように、席につくと頼まなくても水が提供されることはほとんどありません。ミネラル水は有料なことが多いです。水道水はtap waterといい無料ですが、生水が心配な場合には、ミネラル水を注文しましょう。
そのため、料理を選ぶ前に、まず飲み物を聞かれることが多いので、最初に飲み物を注文するときの会話をご紹介します。
この記事の最後に、注文するときの英会話のコツもまとめていますので、どうぞ参考にしてください。


Which do you recommend?

How about this craft beer? It’s very good.
*How about ~?は、相手の言葉を受けて、「(では)これはいかがですか?」と提案するときの表現です。

OK. I’ll try it.
または
Craft beer sounds good.
地ビール craft beer地元で醸造されるビール
生ビール draft beer

I’d like some orange juice.
または
Orange juice, please.
*お願いするときには、pleaseをつけて、笑顔で丁ねいに頼むと印象がよくなります。
ジンジャエール ginger ale
ミネラル水 mineral water
海外では、普通、水も有料です。
炭酸入(sparklingまたはcarbonated)と
炭酸なし(stillまたはregular)があります。
ボトルで頼むときは:a bottle of
グラスで頼むときは:a glass of

Can I see the wine list?
*Can I ~?は、「~してもいいですか」と丁ねいに聞くとき表現です。
I’d like a bottle of this red wine, please.
*I’d like ~は、want「~が欲しい」より丁ねいな表現で、いろいろな場面で使えます。覚えておくと便利です。
白ワイン white wine
甘口 sweet :sweet white wine
辛口 dry : dry white wine
スパークリングワイン sparkling wine
シャンパン champagne
*グラスで欲しいときは、a glass ofと言います。

Can I have the label 〔cork〕, please?
*おかわりを頼みたいとき

Can I have another one?
ウェイターから聞かれることもあります。

Would you like a refill?
*Would you like ~?は、「~はいかがですか?」と丁ねいに聞くときの決まった表現です。

Yes,please.
*飲み物は要らないらない場合

No, thank you.
2.レストランでメニューを選ぶときの英会話例文
食事は旅の醍醐味の一つですから、自分の好みに合った料理を注文したいですね。食事の楽しみは、メニューを選ぶときのワクワク感から始まっています。おすすめの料理や、料理に合うお酒など、メニューを見てもよくわからないことは、気兼ねすることなく、ウェイターに聞いてみましょう。
2-1 おすすめ料理を聞きたいときの例文

(May I have) a menu, please?
What do you recommend?
What’s your specialty?
Do you have any local dishes?
What’s today’s special?
What’s this?
Is it meat?
「牛肉」 beef
「豚肉」 pork
「鶏肉」 chicken
「子羊」 lamb
「魚」 fish
*料理に合わせてワインを注文したいときは

Could you recommend some wine that goes well with this meal.
May I see the wine list?

Do you have a course menu?
What’re the choices?
Salad comes with it?
Is dessert included in the sets?
2-2 少し急いでいるときの例文

Can I have it right away?
または
「早くできる物はありますか?」
(Do you have) anything quick?
(Do you have) something light?
2-3 食べられないものがあるなど、料理の材料を聞きたいときの例文

What’s in it?
I’m allergic to dairy. What can I eat?
*発音が難しいので気をつけてください。allergicは「アラージック」と発音します。
Do you have vegetarian dishes?
vegan(ヴィーガン): 肉、魚、卵、乳製品を使わない料理
2-4 料理の量が気になるときの例文

How big is it?

It’s for two people.

Could you split it?
*Could you ~?は、「~していただけますか?」とお願いするときの表現で、Can I ~?より丁ねいな言い方です。
Do you have a half portion?
3.注文するときの英会話例文
3-1 注文がまだ決まっていないときの例文

May I take your order?
Are you ready to order?
または
Have you decided?

We haven’t decided, yet.
Could you give us more time?
Let me think.
3-2 簡単に注文するときの例文

(I’d like to) order, please.
I’ll take this course.
*他の人と同じものを注文するとき

The same as that, please.
*同じテーブルの人と同じメニューを注文するとき
The same one, please.
(1人目と同じとき)「2つにしてください。」Make it two.
(2人目と同じとき)「3つにしてください。」Make it three.
メニューを指しながら

I’ll have this.
または
「これをください。」
This one, please.
3-3 料理方法(加減)の希望を伝えるときの例文

Do not use much salt, please.
Could you make it mild?
または
Not too spicy, please.
*ステーキや卵を注文する際には、焼き加減を聞かれます。

How would you like your steak?

Well-done, please.
中くらい: medium rare
生焼け: rare

How would you like your eggs?

Sunny-side up, please.
半熟 over-easy
中程度に焼く over-medium
固めに焼く over-hard
半熟ゆで卵 soft boiled
固ゆで卵 hard boiled
スクランブルエッグ scrambled
ポーチドエッグ(落とし卵、温泉卵のようなもの) poached egg
オムレツ omelet

That’s all.
4.注文の変更や、要望を伝えるときの英会話例文
*海外のレストランでは、ふつうテーブル毎に、受け持ちのウェイター・ウェイトレスがいます。お願いや追加の注文は、同じ人に頼みましょう。担当のウェイターが何度か様子を見に来てくれることもあります。

「ご満足いただけていますか?」Is everything OK?

It’s very good.
*料理を変更、キャンセルしたいときの例文

Could you change〔cancel〕my order?

My order hasn’t come yet.
This isn’t what I ordered.
「これは注文していません。」
I didn’t order this.
「わたしは…を注文しました。」
I ordered ….
*食べ方を聞きたいときの例文

How can I eat this?
または
Could you tell me how to eat this?
*お皿をもらったり、下げてもらうときの例文

Could you change this plate?
Three plates, please.
Could you please take this away?
*追加注文したいときの例文

I’d like to order something else.
Some more bread, please.
*高級レストランのマナーとして、フォークやナイフを落としたとき、自分では拾いません。
ウェイターに落としたことを伝えれば、拾って新しいものを持ってきてくれます。

I dropped my fork (knife).

Are you finished?

Not, yet.
Yes, finished. Please bring dessert.
Coffee now, please.
5.食後のデザート、コーヒー・紅茶を注文したい

Care for some dessert?
または
Would you like to dessert?

No dessert, thanks.
Dessert menu, please.
Ice cream, please.
バニラ Vanilla ice cream
チョコレート Chocolate ice cream
いちご Strawberry

Something to drink after dinner?

Coffee, please.
アイスコーヒー : iced coffee
カフェイン抜きのコーヒー: decaf(ディカフェ:ディを強く発音)coffee
紅茶: tea

Cream and sugar?

Yes, please.
または
「ブラックで結構です。」
Black is fine.
With milk, please.
*コーヒーや紅茶を2つ以上注文するときは、sをつけます。

Two coffees, please.
Three hot teas, please.

Did you enjoy your dinner?

It was very good.
6.注文するときの英会話のコツ
1.大きな声で、はっきりと強弱をつけて話しましょう。
相手に伝わらわない理由の一つに、声が小さくて聞き取りづらいことが原因ということも多いのです。日本語でもボソボソ言われると、よく聞き取れないことがありますね。自信がないと、声が小さくなりがちですが、意識して、はっきり大きな声で話しましょう。
また、日本語と違い、英語は強弱をはっきりつけることが大切です。be動詞、接続詞、冠詞、前置詞、人称代名詞などは、極めて弱く発音します。これだけでも、ぐっと英語らしい発音になります。
2.単語や身振りだけで伝わることもあります。
注文する場合は、文の形で思い出せなくても、あわてなくて大丈夫です。目の前にウェイターがいるのですから、メニューを指したり、何か飲むしぐさをして単語を言うなど、言葉以外の手段もいっしょに使えば、ずっと伝わりやすくなりますね。
相手も一生懸命理解しようとしてくれますから、言葉やジェスチャーを交えて、笑顔で伝えてみましょう。
3.間違えを気にしない
間違えを気にせず、とにかく英語を口に出すことが大切です。正確に言おうとするあまり、緊張して、言葉が出てこないことはありませんか?これは学生時代に、試験で間違えると減点される経験をくり返してきたことが影響しているとも言われています。
正確じゃなくても伝わればOK!と気楽に考えて、楽しく英語を話しましょう。どんどん英語を話して、英語で会話することに慣れていけば、自然と上達します。
7.まとめ
レストランで注文するときの会話は、決まった表現が多いのが特徴です。食事をする機会は、旅行中に何度もありますから、覚えた例文を何度も使える楽しみがありますね。
まずは特定の場面で使う、決まった表現を覚えることが、英会話が出来るようになるコツです。ご紹介した例文を覚えれば、中学英語で十分注文ができますよ。
ただ覚えただけでは、いざ話そうと思っても、とっさに口が動かない!こともよくあることです。場面を思い浮かべながら、発音しながら練習してみましょう。練習しておけば、自信もつきますね。
さらに単語を入れ替えれば、いろんな注文が出来ます。英会話のよい練習にもなりますので、レストランでは、お食事だけではなく、コミュニケーションがとれる楽しさも味わってください。
Would you like something to drink first?