食事は海外旅行の大きな楽しみの一つですね。人気のレストランを予約したい!そんな時にすぐに使える、簡単便利な英語表現と、会話のコツをご紹介します。
英語で会話が出来たら、旅行を10倍楽しめることでしょう。英語が得意じゃなくても、中学で習った英語で大丈夫!決まった表現を使えば、言いたいことを伝えることが出来ますよ。
目次
1.電話でレストランを予約する

レストランを決めたら、予約しておきましょう。特に人気のお店は混んでいることが多く、飛び込みでは「入れなくて、残念」ということになりかねません。
インターネットを使って予約できるお店もありますが、電話を使って予約も出来るようにしておくと便利です。ぜひ、ここに紹介している表現を練習して、使ってみましょう。
予約をする際は、あらかじめ、予約する日時、人数、席の希望(あれば)などを、メモしておくと安心ですよ。
1-1.人数、時間を伝える


Hello, I’d like to make a reservation for tonight, please.
*I’d like to ~は、「~がしたい」というときの表現です。
*make a reservationは、「予約をする」という意味の決まり文句です。
*pleaseをつけると、より丁ねいになり、印象がよくなります。
コミュニケーションをスムーズにするためにも、pleaseをつけましょう。

Sure, how many people?
*how manyは、数をたずねる時の簡単な表現です。

Two, please.

And for what time would you like?
*what timeは、「~は何時?」とたずねる時の簡単な表現です。

Seven (o’clock), please.
*例えば「6時半」は、six thirtyです。
*人数と時間を一度に伝えてもOKです。

I’d like to reserve a table for two, at seven tonight, please.
1-2 名前と連絡先を伝える

OK. May I have your name and your phone number, please?

Yes, my name is Suzuki, and my telephone number is….
*下の名前(ファーストネーム)を伝えてもOKです。
*連絡先は、滞在中のホテルの連絡先を伝えるのがおすすめです。

How do you spell it?

S for sugar, U for union, Z for zero, U for union, K for king, I for India.
*日本人の名前は、伝わりづらいことが多いので、スペルも伝えておくと分かりやすいです。
例に使う単語は、何でもよいのですが、誰にでも分かる簡単な国名、都市名、人名などがよいですね。
「NATOフォネティックコード」などを参考にしてもよいでしょう。

All right. We’ll see you at seven tonight.
1-3 満席のとき、時間を変える

I’m sorry, but there are no tables available at that time.
*availableは、「利用できる〔空いている〕」という意味でよく使われます。
他の表現では:

Unfortunately, but we are full at that time.

What time is available?
*What timeは、「~は何時?」とたずねる時の簡単な表現です。

9 o’clock should be O.K.

It’s O.K. Thank you.

Sure. Your reservation is booked.
*bookは、動詞で「予約する」という意味です。
1-4 席や、食べ物の希望を伝えよう
1-4-1 席の希望を伝える

I’d like a〔nice〕table by the window.
「眺めの良い席」 with a view
「庭の見える石」 with a view of a garden
「海の見える席」 with an ocean view
「静かな奥の席」 in a quiet corner
「ステージに近い」 near the stage
「テラス席」 on the terrace〔patio〕
「外の」 outside
「室内の」 inside

We’d like to sit together.
1-4-2 食べ物の希望を伝える

Can we eat raw oyster there?
1-4-3 アレルギーを伝える

I have an allergy to eggs.
または
I’m allergic to eggs.
*発音が難しいので気をつけてください。
allergyは、「アレジー」、allergicは「アラージック」と発音します。
「小麦」 wheat
「牛乳」 milk
「大豆」 soybean
*レストランから、食物アレルギーがないか聞かれる場合もあります。

Do you have any food allergies?
2.ドレスコードを聞く

Do you have a dress code?

Does he need a jacket and tie?

No, you don’t have to.

No T-shirt and jeans, please.

OK. I got it.
*get itは「分かる、理解する」という意味の、よく使われる口語表現です。
gotは、getの過去形です。
3.予約を他の日にする、またはキャンセルする

とにかく、ありがとうございました。」
I see, I’ll try some other day.
Thank you, anyway.
*some other dayは、「いつか別の日に(日をあらためて)」という意味です。
*断るときにも、対応してくれたことに感謝の気持ちを伝えましょう。

How about tomorrow night?
*How about ~は、「~はどうですか?」とたずねる時の簡単な表現です。
3月4日の夜 on March fourth 例えば、1日:first、2日:second、3日:third
今度の金曜日 this Friday

I’m sorry, but I’d like to cancel my reservation, please.
4.レストランの予約を、ホテルのコンシュルジュにお願いする

Excuse me, could you do me a favor?
*could you ~は、「~してくれませんか?」とたずねるときの簡単な表現です。
*do me a favorは、お願いするときの決まり文句です。

Could you make a reservation at the restaurant for me〔us〕?
あとは、自分でレストランを予約するときの会話を使って
・日時
・人数
・席の希望 など
レストランに伝えてもらいたい、あなたの希望を、コンシェルジュに伝えておきましょう。
電話と違って、面と向かって話せるので、ジェスチャーや書いたものなどを使うこともできて、電話よりもハードルが低くなるメリットがあります。
5. 英語で会話のコツ
特に電話では、相手の顔も見えず、ジェスチャーも使えません。音声だけのコミュニケーションですので、緊張しますね。
せっかく勇気を出して、英語で話しかけてみたのに、通じなかった…
そんなときには、ガッカリする前に、ぜひ次のことをチェックしてみてください。電話に限らず、英語で会話をするときの、5つのコツをご紹介します。
5-1 ゆっくりと話す
まず、こちらから、ゆっくりと話すことが大切です。
初めにゆっくりと話し始めると、ネイティブではないことを察してくれて、相手もこちらのペースに合わせて、ゆっくりめに話してくれることが多いのです。
特に、サービス業の方は、一生懸命聞いてくれます。
5-2 大きな声で、はっきりと話す
自信がなかったり、恥ずかしい気持ちがあったりすると、つい小さな声になりがちです。周囲の雑音が大きい場合もありますし、特に電話では、音声だけが頼りですので、相手にはっきりと聞こえるように、大きな声で話すことが大切です。
日本語でもボソボソと小さな声で話しかけられたら、よく聞こえないときがありますよね。発音以前に、声が聞き取りづらくて、伝わらないことも多いようです。
5-3 強弱、抑揚をはっきりとつける
英語を話す人の8割はネイティブ以外と言われています。ネイティブのような発音を目指すより、単語のアクセント(強く読むところ)の位置や、文のイントネーション(抑揚)を意識してください。
英語は、日本語に比べて強弱がはっきりしています。強弱を、極端なくらいはっきりつけて発音するだけで、格段に英語らしくなり、伝わりやすくなりますよ。
5-4 話したいことをメモにしておく
慣れていないと、英語を話すのは緊張しますね。ましてや電話で話すときにはドキドキでしょう。あわてると、聞きたいこと、言いたいことに漏れが出たりします。
話したい内容をメモしておけば、落ち着いてそれを読めばいいですね。そこに聞いたこともメモすれば、会話の内容を確認することも出来ます。
必ずメモを用意しましょう。
5-5 練習する
ゆっくりと大きな声で、抑揚をはっきりつけながら、何度も発音してみましょう。練習しておけば、スムーズに発音できるようになり、自信もつきます。
話せるようになるためには、口がスムーズに動くことが大切です。何度もくり返し発音することが、一番の上達のコツなのです。
6. まとめ
さあ、勇気を出して、英語でレストランの予約をしてみましょう。
このサイトを見ながら
1.予約の流れをイメージしておく
2.聞きたいこと、伝えたいことをメモする
3.メモしたことを練習しておく
これで、準備は万端です。あとは、実際に予約をしてみるだけですね。
もし、うまくいかなくても気にしないで、何度もトライしてみてください。経験を重ね、慣れることで、スムーズに英語で会話が出来るようになります。
自分で直接、英語でコミュニケーションがとれるようになったら、海外旅行を10倍楽しめることでしょう。
Hello, 〇〇(店名), how can I help you?